今回、授業のテーマに猫戦車を取り入れた理由は「Adobe Flash」を使っているという点と、オンライン対戦が出来るという点です。
Adobe Flash(アドビフラッシュ)とは、Adobe(アドビ)社が開発していたアニメーション動画やゲームなどを作成したり、作成した作品を動作させるアプリケーションです。1990年代後半から世界中で圧倒的なシェアを誇り、時代を築き上げてきたインターネットの世界ではめちゃくちゃ有名な技術です。アニメーションやゲームを作る定番のアプリケーションでした。
そんなAdobeFlashですが、2020年12月末をもってサポートが終了し、2021年1月からはWEBブラウザからも消えていきます。サービスが終了する理由は色々とありますが、詳しく説明すると長くなってしまうのと専門的な説明になってしまうので割愛します。興味のある方は調べてみて下さい!
インターネットの世界で、一時代を築いて超主流だったサービスがスッと無くなるのはよくある事ですが、子供たちにも、なぜそのサービスがなくなってしまうのか?という事を説明したかったので授業としてテーマにしてみました。(授業の中では割愛せずに、遊びながら無くなる理由をきちんと説明しています)
今まで当たり前のように存在し、定番になっていたにも関わらず、時代の変化とともにスッとサービスが無くなってしまうのが、インターネットの世界の儚さでもあり良い意味で魅力でもあると思います。一つに固執するのではなく、常に変化し続ける世界やテクノロジーに順応し、さらに新しい事を創造できるようになっていければ最高だと思います。
長くなりましたが、授業で取り上げさせて頂いたもう一つの理由の「オンライン対戦が出来る」という事もポイントです。極論ですが、インターネットの世界には嘘つきが大勢います。優しい人もいますが、乱暴な人も多く存在します。
幸いな事に「猫戦車の世界」では、危険な目にあう可能性は少ないですが、ネットを通じてコミュニケーションを取る方法や自衛方法についても、子供たちにはしっかりと伝えたいと考えています。