こんにちは、沖縄市のプログラミングスクール「AID IT.KIDS」のミチノリです。今日は、Scratch(スクラッチ)でコスチュームが変わる時のプログラムについて簡単にご紹介をしたいと思います。
 
きっかけは、生徒さんからのメッセージだったのですが、「スクラッチで指定したコスチュームになったときに動くプログラムを教えて欲しい」という内容でした。
 
教室の授業ではなく、自宅でも自分自身で積極的にプログラミング学習をしているのは嬉しい事です。早速、簡単ではありますが、コスチュームによって動きが変わるサンプルゲームを作ってみました。

Scratch(スクラッチ)では、予め多くのスプライト(キャラクター)が用意されています。そして各スプライトには基本的に複数のコスチュームが用意されています。(用意されていないモノもあります)
 
ゲームを作る時に、ずっと同じコスチュームで進行させると、メリハリが無くなります。例えば、ジャンプをしている時、攻撃をしている時、ゲームをクリアした場面では、その場面に相応しい最適なコスチュームに切り替えると、ゲームに臨場感が出て楽しさが増していきます。

生徒さんから寄せられた「コスチュームによって変わる見た目や動きが変わるプログラム」を作るには、いくつかの方法があります。今回は2つの方法を紹介してみました。

まずは、「コスチュームの番号」を使う方法です。スクラッチでは、コスチュームの番号(または名前)を取得するブロックがあります。今回、サンプルとして使ったドラゴンのスプライト(キャラクター)にも、No1(dragon-1)、No2(dragon-2)、No3(dragon-3)の3つのコスチュームが用意されています。

プログラムとしてはシンプルです。上記の画像のように「もし コスチュームの番号=3 なら おおきさを150%にする でなければ 大きさを100%にする」とすれば、コスチューム番号が1と2の時は100%の大きさとなり、コスチューム番号が3の時だけ大きさが変わるようになります。

動かしたいスプライトが一つだけの場合は、上記の方法でシンプルに動かす事が出来ますが、動かしたいキャラクターが複数いる場合には、変数を使う方法もあります。

 

ドラゴンという変数を作り、コスチューム番号が3の時だけ「ドラゴンの変数を1にする」というように作ります。上記の画像のように作れば、ドラゴンのコスチュームが1と2の時はドラゴンの変数は0のままになります。
 
ドラゴンのコスチュームの番号を3にすると、変数が3になるので火を吹いている見た目のコスチュームに変わります。

スペースキーを押しながら、次のコスチュームへと変化をさせつつ、コスチューム1からコスチューム3へと変えていくと・・・
 

上記の画像のように、ドラゴンのコスチュームは火を吹いているコスチューム3へ変わり、変数も1になります。

上記の画像では、ドラゴンの変数=1の時には「助けてー!と言う」プログラムを組んであるので、ドラゴンが火を吹いている時だけ助けを求めている動きが作れるようになります。

 
今回質問のあった「スクラッチで指定したコスチュームになったときに動くプログラム」については、コスチュームNo(または名前)を利用するか、変数と使う事でプログラミングを行う事が出来ます。

小学生のプログラミング学習は、まだ成績には反映されないので、とても自由な世界です。今回のように、分からない事や知りたい事を質問してくれるのも、とても嬉しい事です。質問をくれた生徒さんも、いくつかの画像と補足説明文を送った後に「出来ました!」という返事が来ていました。

プログラミング学習では、一つの体験と経験が、新しい世界を作っていきます。

今後も、楽しみながら子供達と一緒にプログラミング学習を続けていきたいと思います!

今日は以上です!