少し昔語りになってしまったので、話を戻します。
Scratch(スクラッチ)では視覚的な命令のブロックを組み合わせてプログラミングを行うので、一度作ってみたスクリプトが見直しやすくなっています。
作ってみては、見直す。
プログラミングでは、「無駄なくキレイなコード」が書ける事が重要です。パソコンで動かしてみて、パッと見た目には問題なく動いているように見えても、実際のプログラムでは同じ処理が重複していたり、無くてもよい無駄なコードが書かれていたり、1つのファイル内で様々な動きのコードが書かれていたりする場合があるのです。
プログラミングの世界では、自分が書いたプログラムコードを第三者に見せて共有する場面が多々あります。一般的な会社では前任者が残していったプログラムを後任の担当者が引き継いだりしますね。
プログラミングを行う時に、時間が無かったり、複雑な処理に翻弄されたり、もはや面倒になっちゃったりして、見直しをせずに「もう、とりあえず何となく動いてるからいいや!」と作業をOKにしてしまう場合があります。昔からある言葉で言うと、スパゲッティコードが誕生する瞬間です。
※スパゲッティコードとは、プログラムのソースコードを書いた本人以外には読み解くことが難解でゴチャゴチャになってしまっているコードをあらわす俗語です。
そうなった後に別の人が作業を引き継ぐと、「え、このコード何なの?」という難解なパズルを読み解くような無駄で出来ればやりたくない不毛な謎解きが始まってしまいます。