こんにちは、エイドのミチノリです。エイドでは毎日子どもたちと一緒にプログラミング学習に取り組んでいますが、「パソコンを使わないプログラミング学習」もかなりの頻度で取り入れていると思います。
 
一般的にプログラミング学習とは、コンピュータやロボットに対して自分のしたい事(命令)を与えて、正しく(思っていたように)動かしていく事をいいます。そのため「プログラミング学習」ではパソコンを使用するイメージが強いかもしれません。

エイドでもパソコンやタブレット端末を使用しながら、スマホ等の使い方も含めても子どもたちのITリテラシが向上するように意識をして学習を行っています。

しかし、プログラミング学習で大切なのは考える力です。考え続ける事で、曖昧な考えでは動かない「論理的思考力」を培う事が出来るので、パソコンを使わないでも学習することが出来ます。
 
大切なことは頭の中で「やりたいこと(求めている結果)」を強くイメージして考え続ける事だと思います。パズルゲームや知育玩具を使って勝つために考え続ける事も学習の一環だと思います。

いくつか授業で取り入れている教材についてご紹介したいと思います。まずはBLOXELSです。BLOXELSはアプリと連携しているのでタブレット端末(またはスマホ端末)を使いながら学習を行います。

 

BLOXELSでは7色の小さなブロックを使って「ドット絵」を作ります。自分で作った「ドット絵」をアプリで読み込むと、キャラクターやゲームコースとして取り込んで遊ぶことが出来ます。パソコンやタブレット(スマホ)だけで完結するのではなく、手を動かしブロックも使って自分の考える絵を作り上げていく所が楽しいポイントだと思います。
 
BLOXELSは、アプリだけでも遊ぶことが出来ます。自分で思い描くゲームを作る事が出来るので、非常に完成度が高いです。ちなみにですがアプリは英語版だけなので英語の勉強にも良いと思います。

こちらはQUORIDOR(コリドール)というパズルゲームです。盤上においたコマを自分の対面側に進める事ができれば勝利となりますが、板を使って進行を妨げていく事で予期せぬ展開がたくさん発生します。

「ゴールへの道を完全に閉ざしてはいけない。」というルールのもと、板を使って周囲のプレーヤーの動きを止めながら自分自身も対面にあるゴールを目指さなければいけません。

4名でプレイする場合には一人5枚の板が支給されます。最後まで板を保有している方が有利にゲームを進める事が出来るのですが、誰か一人が先にゴールしたら終わりなので、先を読みながら「場を支配」してコントロールする力も必要です。 

 

最初は場当たり的なゲーム進行となりますが、何度か繰り返していくうちに「やっていいこと」と「やってはいけないこと」がわかってくるので、先読みをしたゲーム展開が生まれます。ゲームをコントールするために、あらゆる話術を用いる子供もいるので、見ていても楽しいです。物事を整理して先を読む事は、プログラミング的な思考力の一つだと思います。

最後に紹介するのが「人狼」です。「人狼」とは集まった人々の中にいる「人狼」を皆で話し合いをしながら予測し特定して追放するゲームです。
 
個人的な考えですが、人狼ゲームをプログラミング教室で教材として取り入れる事は、非常に良いことだと思っています。人狼はボードゲーム等とは異なり、ルールが若干難解なので振り幅も広いです。ルールを正しく理解をして勝つために行動する力が身に付きます。

子どもたち同士が「会話」をすることで勝敗を決する事が出来ます。人狼は大人数の方がゲーム性も上がりますし、会話をしてコミュニケーションを図る機会が増えます。
 
プログラミング学習の先には、人前で自分自身の考え方や想いをプレゼンテーションをして発表する場が必ずきます。プログラミング学習だけでなく、あらゆる場面において、自らの主張を表現する力は必要です。エイドでは、まずは「人狼」等のゲームも使って、楽しく遊びながらその経験を積んでいく事は非常に良いことだと思っています。
 
今回紹介したのはほんの一例ですので、今後も様々な学習教材を使いながら、楽しくかつ全力で遊びながらプログラミング学習をしていきたいと思います!
 
今日は以上です!