こんにちは、AID IT KIDS(エイド)のミチノリです。少し前の話ですが、節分をテーマにしてプログラミング学習に使えるかもしれない!と思いまして、フリー素材を利用させて頂いて鬼の面を作ったのですが、子供達があまり反応をしてくれませんでした。

 

おそらく、高学年の子供達にとってはリアクションが取りづらい面のクオリティであり、低学年の子供達としては少し怖い存在だったのかもしれません。次年度の課題です。

エイドでは子供達に出来る限り楽しく学習をしていって欲しいので、季節ごとのイベントも授業に反映していきたいと考えています。

 

話を本題に戻しますが、今日はScratch(スクラッチ)のスクリプトの1つ、ペンを使ったプログラミングについてです。ペンの機能はScratchを使ったプログラミングにおいて様々な場面で活用出来るプログラムです。「色」で判断するゲームも多くありますし、最近で言えばSwitchでも大人気となっているスプラトゥーン風の簡単な色取りゲームを作ることも可能です。

ペンの機能を使ってシンプルにお絵かき出来るプログラミングも楽しいですが、ちょっとした動きを加えて、ゲーム性を高める事も可能です。

こちらは、ペンの機能を使って「あんぱんまん」を描いてみよう!というプログラムです。プログラムとしてはシンプルなものです。

まずは、コスチュームを描きます。直線や四角形と円形を使って車を描いていきます。ちょっとした絵を簡単に書けるのもScratchの良いポイントですよね。Scratchでは、予め様々なスプライト(キャラクター)が用意されていますが、子供達が自分で考えて、かつ自分でイラストを描く事は、Art(アート:芸術)に通ずるものですし、クリエイティブな世界では特に重要だと思います。上手い下手ではなく、まずは表現をしていく事が大切だと思います。

 

こちらは、車を走らせて、ペンを使って絵を描いていくプログラムです。とてもシンプルな構造になっています。

このプログラムでは、自動的に走り続ける車が、スペースキーが押された時だけペンを使って絵を描いていきます。ポイントは車のハンドルとなる「角度」の部分です。角度が1変わるだけで、描くことの出来る円の大きさが変わりますので、「もし」のブロックを使って、特定のキーが押されたら角度を変えられるようにしています。

「大きな円と小さな円を組み合わせながら絵を描く」という条件が加わることで、頭の中で考える事が増えていきます。

今回、使用しているプログラムは写真の部分だけとなります。※データで「角度」の変数は作って下さい。

あとは、プログラムを動かして絵を描いていきます。アンパンマンは、日本中で愛されているキャラクターなので、ほぼ全ての子供達が頭に浮かべて描いていく事が出来ます。

いくつかのテーマを持って学習を進める事で、楽しく遊びながら、かつ考える力を培っていくことが可能だと思います。

プログラミング学習では、基本的に「考える力」が身につきますが、絵を描くなどクリエイティブな力も身に付いていくと思います。

 

考える力についての解釈はいくつもあると思いますので、今後、その点についても実例を含めてレポートを書いて行きたいと思います!