こんにちは、エイドITキッズのミチノリです。今日はmBotについて書きたいと思います。AiD IT KIDSでは、Scratch(スクラッチ)を主としてプログラミング学習を行っていますが、一般的にプログラミングの世界では、プログラムを組み込んでいく端末によって、使用するプログラミング言語や考え方も異なります。

エイドでは、プログラミングの様々な違いを学んでいくために、mBotを使ったロボットプログラミング学習も行っています。

 

授業の一例ですが、スタート地点から、障害物に触れないようにゴール地点まで進むためのプログラミングを行いました。mBotが置かれている場所がスタート地点で、ダンボールをぐるっと周って、赤い星のプレートまで行けばゴールです。

スクラッチを使ったプログラミング学習でも、初期の頃に同じような動きを作ったりしています。プログラムを組むと、通常は上から下に順次処理されていきます。順次処理がされていく中に、条件が分岐するプログラムを組み込んだり、反復するプログラムを組み込むことで、より複雑な処理が可能になりますが、まずは順次処理の流れから学んでいきます。

スクラッチでは、スタート地点からゴール地点までが、先程の写真のように固定された間隔であれば、逐次処理でシンプルにプログラミングを行う事が出来ます。

 

子供達も、Scratch(スクラッチ)を使って同じ条件でのプログラミング学習を何度か行ってきていますので、「今日の学習課題」として条件を伝えた後に、勢い良くプログラムを組んでいきますが、目の前で実際に動いているロボットと、パソコン画面上で動いているキャラクターとでは、動きの違いが生じます。

画面上で動くスクラッチのキャラクターは、デジタルな世界なので位置情報の設定が寸分たがわずに出来るので、何度でも完璧に同じ動きが出来ます。

mBotの場合は、スタート位置を同じように置いても若干のズレや差異が生じてしまいますし、電池の残量やタイヤの状態によっても想定される動きに違いが出てしまいます。

その違いを楽しむのも、とても良い体験になると思います。

何度も微調整をくり返しながらゴールに近づけていく経験は、とても良い事だと思います。ゲーム感覚で非常に楽しみながら、トライ&エラーを繰り返していく事が出来ます。プログラミング学習では、論理的思考力を身につけると言われていますが、こういった経験から培うことが出来ると思います。

 

子供だけでなく、大人も同様だと思いますが、同じ日常が続いていくよりも、常に変化し続けていき、かつ新しい体験と経験を積み重ねていく事は、とても大切だと思います。

今後も、子供達がより良い体験と経験をしていけるよう、頑張りたいなと思います。