こんにちは、AID IT キッズのミチノリです。先日も少し書きましたが、子ども向けプログラミング教材ロボット「mBot」を使ったライントレースのプログラミング学習についてです。mBotを含め、プログラミング用ロボットではセンサーを使ってライントレース走行のプログラミングを行う機会は多いと思います。

mBotでは、予めライントレース走行プログラミング用に、専用の用紙が付属されていますが、様々な形状を作ってオリジナルのライントレースコースを試す事も可能です。

mBotの公式教材本でもライントレースプログラミングが紹介されており、とても分かりやすくプログラムを組むことが出来ます。

細かなプログラムの内容は端折りますが、mBotの前面に設置されている2つのライントレースセンサーから返される値を用いて走行するためのプログラムを行います。

mBotでのライントレースプログラミングは下記のようなイメージになります。

mBotでは左右に1つずつライントレースセンサーがついています。

mBotが走行をしている時に、2つのライントレースセンサーがそれぞれ「黒」の反応を検知していれば「前」に進むプログラムを作ります。2つのライントレースセンサーのうち、片方が黒を検知せずに「白」を検知した場合には、コースがカーブし、外れそうな状態にあるので、前に進むために左右に回転するプログラムを組みます。そして、2つのライントレースセンサーがそれぞれ「白」を検知した場合は、これまでに進んでいたコースから外れた状態にあるので後ろに戻るプログラムを組み込んでいきます。

mBot単体だけの学習でも、十分にライントレースの動きを理解することは出来ますが、そこにScratch(スクラッチ)も使ってライントレースプログラミングを学習する事で、より理解度を深める事が出来ます。

Scratch(スクラッチ)でも何種類かのライントレースプログラミングを試した作品が公開されています。mBotのロボットプログラミングとは異なり、Scratchの場合は何通りかの方法でライントレースが可能になりますが、mBotのライントレースプログラミングとほぼ同じようにセンサーに似た機能(イラスト)をスプライトに持たせてプログラムを組み立てる事が出来ます。

mBotでもScratchでも、ほとんど同じプログラミングを行う事で、WEBプログラミングでもロボットプログラミングでも、同様に動く体験・経験が出来ます。

プログラミングでは、パソコン、スマートフォン、タブレット、ウェアラブル端末といったように使用するデバイス(端末)によって言語も異なれば、ルールや記述方法も異なりはしますが、おおよその考え方や組み立て方については共通しています。

WEBだけじゃなく、ロボットだけじゃなく、幅広くプログラミング経験を楽しんでいくことが、小学生や中学生から始めるプログラミングでは必要な事だと思います。

mBotで星のイラストをトレースして動く事が可能か試してみましたが、教材本にあるサンプルプログラムでは動きませんでした。

今回、動かなかったのであれば「次はどうやったら動くのか?」を考えていく事がプログラミングの楽しさです。

子どもたちの「なんで?」を「分かった!」に変えられるように今後も頑張りたいなと思います。