こんにちは、エイドのミチノリです。今年もGWが到来していますね!ということで、こどもの日に向けてScratch(スクラッチ)を使って「鯉のぼりの風景」を描く課題を行いましたのでご紹介します。

世界的に言われているSTEAM教育の中にもArt(アート)を学ぶ事は重要な事項として組み込まれています。単純に「絵が上手い」という表現だけではなく、自由な発想を培い、よりクリエイティブで新しいモノを創造するためにはArt(芸術)は必要不可欠です。

STEAM教育(スティーム)とは、 Science(科学)、 Technology(技術)、 Engineering(工学)、 Art(芸術)、Mathematics(数学)を統合的に学習する教育手法です。

こちらは、僕がサンプルとして描いてみた鯉のぼりのある風景例です。Scratch(スクラッチ)では新しいスプライトや背景を自ら描くことが可能になっています。ゲームやアニメーションを作っていく上で、素材となる絵(キャラクター)は必須です。Scratchでは基本的な素材は揃っていますが、オリジナリティのある作品を作るには自ら素材となる絵を用意しなければいけません。これはScratch(スクラッチ)だけでなく、その他のプログラミング環境においても同様です。

それでは、ここから実際に子供達がScratch(スクラッチ)を使って描いた「鯉のぼりのある風景」について、一部をご紹介します。

まずはこちら。シンプルに描かれていますが、黒と赤の色合いで鯉のぼりが表現されています。後ろの方にある家も黒と赤で描かれているのが色合いを意識している部分であり特徴的です。

こちらは、入学したての小学1年生が描いたものです。まだまだマウスの使い方も慣れてはいませんが、家の表現も出来ていますし、鯉のぼりも描けていますね。不慣れなマウスで描く事は、鉛筆やクレヨンで描くよりも少々難しくなりそうです。

こちらも入学したての子供が描いた作品ですが、学年は小学校高学年なので、きちんと描けています。雲に色が入っている所がカッコいいですね。

こちらは、ある程度、学習を継続している子供(小学生)が描いた作品です。Scratchの機能を理解しており、全てに色が塗られながら、きちんと仕上がっています。

こちらは、小学校低学年の子どもの作品ですが、色合いや表現にセンスを感じます。漫画、ゲーム、アニメが好きな子供達が多いのですが、この作品でも集中線を用いて躍動感を表現していますね。

コチラの作品は、かなり表現力が高くなっています。雲も大きく描かれており、鯉のぼりにも動きがあります。家にも立体感がありますね。

こちらは英語クラスの子供が描いた鯉のぼりです。色使いが自由で良いと思います。雲のグラフィックもいいですよね。富士山とそこから望む太陽も印象的です。

ということで、40名以上の子供達が様々な事を考えながら、作品作りを行ってくれましたが、個人的に一番印象的だったのがこちらの作品です。

「沖縄の家と鯉のぼり」がテーマになっています。まだ入学して間もない小学2年生の作品ですが、頭の中でイメージしている沖縄の瓦屋根を描きながら、シーサーと中央にいる人の部分には、Scratchのスプライトを利用しています。鯉のぼりをアクセントとしながら沖縄の風景を描こうとした作品です。頭の中にある情景をScratch(スクラッチ)を用いて表現した事が凄いなと思いました。

今回、学習の中で描いてもらった絵は全てに特徴があり、良い意味で面白いものばかりでした。今後もArt(芸術)をテーマにした授業も取り入れながら、子供達と一緒に学習を行っていきたいと思います。